兵庫県の公立高校の学区再編が2015年度入学生から実施されました。
初年度はトップ校が定員割れがあったり多少の波乱はありましたが、再編前と同じく全体の合格率は90%程度で変わりませんでした。
学区再編になり、大きく変わるのは、志望できる高校が増えた事です。
しかし、学区が広くなったからと行って、そんなに遠方には行きません。
交通費もかかりますし、やまり地元の高校への進学が多いのは変わりません。
学区再編後、2年目の2016年度入学生の入試結果から、少し考えてみます。
例えば、交通の便が不便な高校は学区再編になっても、そんなに倍率は上がりません。
地元では人気校でも、JRからバスに乗換ないと行けない学校などは比較的倍率が低くなります。
また、電車の終点近くにある学校-例えば最北端とか再西端とか-などの倍率も低めです。JR沿線の途中にある学校が倍率が高かったりします。
やはり、交通の便というのは重要な要素になると思います。
東灘区から、JRに30分近く乗って、そこからバスで15分の学校に通うか、と考えればなかなか行こう!とはならないものです。
このように交通の便が不便で地元では人気のある学校を目指すと、学区再編前と同じ傾向と考えて過去のデータが利用できますし、良いと思います。