コクリコ坂から

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今日は、久しぶりに映画を見に行きました。スタジオジブリの「コクリコ坂から」です。
このアニメはジブリ作品に多いファンタジー系ではなくて、現実の一コマを切り取ったような作品でした。舞台は1963年、東京オリンピック前です。私はまだ生まれる前ですが、田舎ぐらしだったこともあり、懐かしいシーンが沢山出てきました。1960年代は東京オリンピックや大学闘争などがあり、近代日本で変化の激しかった10年ではないでしょうか。そういった時代を感じることの映画だったと思います。
作品に出てくるカルチェラタンという部室館も懐かしイメージがあります。私が大学生だったころ、いわゆるサークル部屋が新しくなっていくところでした。旧来からのサークル部屋がカルチェラタンのような雰囲気で、入るのが憚られるような場所もあったのを覚えています。
京都奈良にあるようないわゆる価値のある文化財だけではなく、庶民の生活に密着した伝統的なものをある程度残して行くことも大事なことではないかと思いました。これは物質的なものだけではなく、精神面でも日本人が昔から持っていたものを大切にする必要があるのでしょう。
ホノボノとした懐かしい作品と出会え、良い時間を過ごすことができました。
過去のジブリアニメに比べると年配の方も楽しめる内容だったと思います。

2011年8月17日 | カテゴリー : イベント | 投稿者 : admin