これは原作が洋書であるのですが、今回ご紹介するのは日本語化と漫画化を達成した本です。原作の内容が凄いだけに、この漫画もいわゆる子供の娯楽としての「漫画」を枠を超えた壮大なものです。昔から、心の何処かで疑問に思っている「なぜ人間だけ知的生物進化したのだろう」という答え、これを筆者が考えた結果が書かれています。なるほど、こうゆう考え方もありだな、と思える内容です。表紙の絵の通り、いわゆるSF系なのですが、しっかりとサイエンスの部分を書き込んでありますので、理系出身者の方も楽しく読めると思います。
小説のように1ページ1ページじっくり読むのに適しています。内容的にしっかりしているので、週末に時間を取って書斎で一人でじっくり読むと至福の時間が味わえる系の本です。
サイズは通常の漫画本よりも大きく、マガジンなどの週刊誌サイズです。